進学を希望される方へ 進学を希望される方へ

進学希望の方へ

本専攻の受験、入学をお考えの方のお役に立てるように、院生からのメッセージやアドバイスをお届けします。



授業・ゼミ

  • とにかく自分で勉強を進めていかないといけないと思います。授業以外の時期をどう使うかが大事だと思います。
  • 授業は、とにかく濃いです。先生方のカラーが出ています。最初は基本的なことを学びます。自分の力にするためには、授業以外の自主学習がかなり重要になります。授業で学んだことを少しでも自分の力にしていかないと、実習などで苦労します。
  • 講義形式の授業より実習や体験型の授業が多いので、積極性が大事だと思います。初めは緊張しますが、少しずつ慣れていくと思います。
  • 授業は、大学時代と違い一つひとつの授業が重く(課題的な意味ではなく)1つ休んでしまうとなんだかもったいないような損した気分になります。
  • 自分で勉強しておかなければ、なかなか力はつかないと思います。ただ、周りの院生仲間と協力し合って勉強したり、先生方も手を差し伸べてくださいます。時間をどう使うかが鍵だと思います。自由に過ごそうと思えば過ごせるし、ぎっしり勉強しようと思えばできると思います。
  • 授業は精神分析的な考え方や見方のものが多いです。家族療法も学べます。ゼミでは合宿などもあります。OB/OGの方との勉強会もあります。
  • 授業を通して、自分について考えさせられることも多いです。院生同士で支えあっています。
  • 毎回発表者を決めて、そのテーマについて考えたものを言い合うというものもあれば、ロールプレイをして理解を深めていくというスタイルの授業や、先生の講義から学んでいくというもの、事例検討会スタイルのものもあり、様々です。どの授業でも、院生のそれぞれの意見や考えは尊重されており、積極的に学べるよう配慮されています。
  • 授業は、だいたい同じものを皆が受けるので、勉強しつつ、仲間とも早く打ち解けられる感じだと思います。
  • 授業によっては直接自分が関心を持っているものとは限りませんが、知識や考え方の幅を広げるために役立つと思います。また、自分が発表したり発言したりと、人前で意見を言わなければならない場合は多いです。しかし先生は他の院生も温かいのであまり緊張することはないと思います。

実習

  • 心理教育相談室での実習や、学校や病院での実習など、実際の活動や面接の訓練はたくさんあります。
  • 授業で学んだことが、実際の心理臨床活動を体験して初めて実感として体験されることが多々あります。自分が相談活動を始めるなかで初めて授業で言われていたこと、先生の言葉の意味が身に染みてきます。
  • いろいろな学校に、こころの教室相談員(アイリスパートナー)として実習に入れます。学校は、高校・中学・小学校の中から選択することができ、それぞれ活動内容は異なりますが、貴重な体験ができると思います。
  • 学校実習、楽しいです。クラスに入って子どもたちと触れ合っています。週に2回行っているので、子どもたちの様子がよく見えますし、子どもたちの成長も感じられます。
  • 教員にスーパーヴィジョンをうけたり、グループスーパーヴィジョンやカンファレンスを通してサポートを受けながら相談活動に臨んでいけるようになっています。また、1年次には学校実習、2年次には病院実習があります。現場の様子が直に学べ、進路を考えるという意味でも貴重な体験ができます。
  • 学校実習は、小中高と自分の学びたいことに合わせて選べます。私は中学校へ行きましたが、私が中学生の時とは違うこともあったり、学校によってのカラーも違ったりと、とても勉強になりました。
  • 病院実習では、精神病院に行っていました。病院では、デイケアや病棟で実際に患者さんと活動したり、お話ししたりしました。臨床心理士の職員の方に患者さんとのかかわりなどについて相談しながら、支援者としての姿勢を教えていただくことができます。
  • 病院実習では、総合病院に行きました。NICUや、認知症の高齢者の方々や、発達障がいを持つ子どもたちのグループ活動などに参加させていただいたりしました。幅広く、様々な領域で実習させていただいたことで、 臨床心理士の仕事への視野が広がり、自分が将来働くことが、より楽しみになってきました。
  • 施設実習では、子どもたちと生活場面で関わらせていただきました。子どもたちとは一緒に遊んだり、勉強を見たりしました。子どもたちが見せる様々な表現から、子どもたちの気持ちを、以前より実感をもって感じられるようになった気がします。
  • 施設実習では、施設の職員さんと話す機会を得ることもできました。生活場面と学校、心理療法のそれぞれが大切であること、また、スタッフが連携をして子どもと関わっていくことの大切さを感じました。

大学院での勉強

  • 授業や実習での体験で感じたことをじっくり考えて、自分の中にとりこんでいくのに時間をかけています。大学では試験やレポートにかける時間が長かったので。違いを感じています。
  • 研究や勉強を続けているうちには自分が不得意なことにつきあたったり迷ったり、困ったりすることも多いと思います。そんな時に自分の弱さや苦しさを見つめることが、クライエントの方が抱える悩みの意味を見出すことにつながると思います。その勉強のもとになる、無駄のないものだと思います。
  • 授業での宿題、予習・復習もありますが、修論に関する学習に多くの時間を割いているように思います。年に2回、修論の発表会があります。それまでに自分が何をしたいのかをはっきりと言語化できるようにしなければいけません。ゼミでの発表を通じてまとめていくだけでなく、日頃から研究テーマと関係のありそうな事物にアンテナをはっておく必要があると思います。
  • 実習をしていると、学ばないといけないと感じることがたくさん出てきます。その都度、自分で本を買って読んだり、論文を読んだりしています。実習先の臨床心理士の先生や、修了生のOB/OGの先輩からいただいた論文を読むこともあります。また、大学院修了後のことも考えて、心理アセスメント関係の本を自分で購入して読んだりもしています。
  • 学外の研修会や合宿に参加することもあり、現場の臨床心理士さんや、他大学の院生さんとの交流を通して学ぶことも多いです。教科書を通しての勉強からだけでなく、現場での実習からいろいろなことを学んでいる気がします。

日常生活

  • 下宿生です。車はありませんが、自転車があれば生活には困りません。最寄りの豊明駅まで20分ほどで着きます。
  • 私は県外の自宅から車で通っています。駐車場がたくさんあるので便利です。
  • 下宿を考えている人は、車があるととても便利です。実習先によっては、車がある方が行きやすい所もあると思います。おいしくて安いご飯屋さんや、買い物できる所、遊べる所などは気軽に先輩に聞いてください。
  • 時間をうまく使うことが大学院生活の鍵だと思います。特にアルバイトしながらの履修は、時間管理が非常に重要になってくると思われます。
  • 薬局やスーパー、CDショップ、喫茶店や外食できる場所もあるので、最低限の生活には困りません。名鉄で知立駅から名古屋まで20分ほどなので、ショッピングする時は名古屋まで出たりもします。
  • 下宿生です。愛教大はのんびりしたところにありますが、生活をする分には、愛教大の近くにスーパーもあるので大丈夫です。
  • 私は自宅生です。富士松駅まで名鉄で来て、そこからは自転車です。大学まで自転車だと約25分です。

学科試験

  • 英語はヒルガードや市販の問題集を使いました。心理学に関しても問題集を見て、分からないところはとにかく調べました。臨床心理は特に本を読んでまとめることもしました。調べたこと、本に書いてあることなどをノートに自分なりにまとめました。あと、過去問を解きました。独学でなんとかなりましたが、もし周りに同じく大学院を目指す人がいたら一緒に勉強することをおすすめします。お互いに励みになるし、刺激にもなります。情報交換もできるのでおすすめです。先輩に聞くのもいいですね。
  • 私は社会人で他学部出身ですので、心理学全般を扱っている概論書の内容を理解することから始めました。今考えれば入試的に必要なさそうな分野もあったと思いますが、臨床心理以外の分野から色々なヒントを得ることもあるので無駄ではなかったと思います。英語は大学入試の時(すごく昔)に割りとやっていたのですが、思い出すのに苦労しました。院試では、社会人は英語が大変と言われます。過去の入試問題で扱われた分野(キーワード)に関する日本語の本を読んでカバーしておくと英文の中身の予想がつきますし、専門科目の勉強にもなって効率的です。あと、私は時間がなくて過去問を全く見ずに入試本番に臨むハメになりました。そういうことのないようにしましょう。
  • 英語は、ヒルガードの『心理学』を読んだり、心理系大学院入試頻出単語(オクムラ書店)の単語帳で勉強しました。他大学院受験者と一緒に勉強会をしたりもしていました。
  • 基本を全て把握できれば良いと思います。一通りの勉強を終えたら、過去問を解くと良いと思います。
  • 私自身、何から始めたらいいのか分からなかったので、1~2ヶ月は試行錯誤しながら色々と参考書に手を出していきましたが、まず、志望校が決まったらすぐ過去問に取りかかる方が良いと思います。過去問にどんな分野が出ているのかなど、見極めた上で勉強していった方が方向性が定まると思います。大学受験と違って模試などもなかなかないので、焦るとは思いますが、その焦りには負けることなく、コツコツと勉強していけば努力が実ると思いますよ。
  • 英語は継続してやってると身についてきます。同じ英文を繰り返し訳して、辞書無しでできるようになると力がついてきます。専門用語はノートの左側に単語を書いて、右側に100~200字程度で説明する勉強法をやっていました。2,3回繰り返したら覚えられます。大学によって傾向が違うので、過去問を解いて傾向をつかんでおくとよいかも。
  • 大学院の受験勉強としては、まずは、その大学院の過去問を見ることだと思います。同じ指定校でも、傾向は違います。なので、どんな感じか見てみて、心理学のこの分野が多いなと知ることが大事だと思います。あとは心理単語とその説明をできるようにするといいと思います。
  • 私は、大学4年生の6月頃から、大学の図書館や近所の図書館を使って、ノート作りを始めました。最初は基礎からで、だ、だん大学院入試に出やすいところ、そ、大学院の特徴(例えば、愛、大大学院なら教育学・教育心理学・臨床心理学)というようにまとめていきました。大切なことは、過、問を解きながら傾向を知り、そ、から具体的に勉強を始めていくことだと思います。過去問は本学の図書館でコピーできます。(一部コピーできないものもあります)
  • 英語は辞書の持ち込みが可ですが、辞書に頼りすぎると時間がなくなって最後まで解けなくなってしまうので、困ったときだけ見るくらいのつもりで準備した方が良いと思います。

研究計画

  • 研究計画は早めに考えましょう。私は願書を出す3週間前から慌てて考えたので、かなりおざなりなものになってしまいました・・・。卒論に絡めるなど、やってみたいことを素直に書いたらいいと思います。問題と目的、できれば方法まで。研究計画が臨床場面でどのような位置づけになるのか、どのように生かされるのかを考えておくと良いと思います。
  • 私は心理学部出身ではなく、卒論の進め方も違いましたのですので、心理系の論文を、分野を問わず多く読んで雰囲気をつかみました。また臨床心理以外の分野からヒントを得たり、そのものがテーマになることもありますので、様々な分野に関心を持つ、というより一つの論文で気になる概念や考え方があったら、それをもとに別の論文を読むようにすると良いと思います。
  • 卒論を書きながら大学院の研究計画を立てないといけないのは大変でした。早めに自分のやりたい研究テーマの先行研究にあたっておくのが大事だと思います。
  • 自分で書いたものはそのまま提出せず、友達同士で意見をだしあったり、一度論文を書き慣れた方やよく読んでいる人に添削してもらうことをお勧めします。
  • ゼミで実験系に入っている人は、そこでの書き方を中心に卒論の研究計画に力を入れてください。最終的には問題・目的をしっかり立てられるか、だと思います。そうでない人は、卒論を実験系の先生に見せてもまれてください。なんとか見えてきます。
  • 私は大学の先生に研究計画書をチェックしてもらいました。あと、これは作成するのが結構大変なので、早目に考えて作っておくのが良いと思います。
  • 研究計画書は、自分の大学の先生や先輩にみてもらうと良いと思います。面接で聞かれることもあると思うので、今の段階でどのように考えているか、はっきり答えられるように準備しておく必要があります。

応援メッセージ

  • 大学院試験は不安も多く、大変だと思います。周りは就職していくという焦りもあるので。でも、自分が少しでもやりたいと思い、やらせてもらえる環境にあるなら、がんばって欲しいなと思います。努力してがんばった分は必ず返ってくると思います。
  • 社会人の方へ・・・この大学院は、実習を重視したカリキュラムの構成上、フルにお仕事をしながら通うのは難しいですので、本当に目指すとなると人生の重大な決断になると思います。しかしそれでも勉強したい方にとっては、自分らしく励める環境があると思います。ぜひ頑張ってください。
  • 勉強しなければいけない範囲も広く、周りと進路も変わり、とても大変だったと思います。でも、頑張った先には、今までとは違う世界と自分がいると思います。無茶せず、からだを大切にしてください。応援しています。
  • 内部進学でない受験生にとっては周りに同じ道を目指す人が少ないと思います。自分との戦いになると思うのでつらいこともあると思いますが、息抜きしながら頑張ってください。
  • どれだけやりたいという気持ちをもって目指していけるかが、受験、そして入ってからの力となると思います。気持ちを高めて乗り切ってください。
  • 私は勉強を始めるのも修論の研究計画書を始めるのも遅く、さらにあまり集中して勉強できていなかったので、すごく焦りがありました。余裕をもって早く勉強し始めた方が精神的にも肉体的にもゆとりが保てると思います。後悔しないように精一杯勉強して、ぜひ私たちの後輩として愛教大に来てください!待っています。 

他大学からの受験を考えている方へ

みなさんへのメッセージ

わたしたちの専攻には、他大学や他県から進学してくる学生さんも少なくありません。東海・北陸・関東甲信越の出身者はもちろん、東北や九州なども含め、全国から意欲のある学生さんが集まっています。わたしたちは、他大学からの受験生を歓迎しています。


大学周辺の写真

愛知教育大学は、緑の多い場所にあります。勉強に疲れたときなど、大学院生活のかたわら、緑にふれてリフレッシュするのもいいかと思います。キャンパス内は徒歩でひと通りまわれますが、車があると、豊かな自然をより楽しむことができます。大学周辺の写真をお楽しみください。


大学の正門です。バスで大学に来るときは、この周辺につきます。
大学の建物屋上からの風景です。伊勢湾岸道(高速道路)が通っています。
大学構内の並木道です。
グラウンドです。予約すれば自由に使えます。
ラグビーもできます。大学生が、朝早くから練習に励んでいます。
サッカーもできます。運動後にシャワーも浴びられます。
第一共通棟の横の通りです。お昼時など、ベンチでくつろいでいる学生も多いです。
第一共通棟の横の通りです。時々、猫や小鳥も見かけます。
大学の附属図書館です。自習室もあります。手に入りづらい文献もあります。
講堂です。講堂前の広場では、ダンスの練習などをしている人もいます。
キャンパスの横にある洲原神社脇の並木です。まっすぐ行くと、洲原公園に出ます。洲原公園ではBBQやテニスなどができます。
洲原神社です。大学に隣接しています。厳かな雰囲気です。
洲原池です。一周2km程度なので、散歩やランニングに最適です。
洲原池にある休憩場所です。きれいな夕焼けが見られます。
伊勢湾岸道の刈谷ハイウェイオアシスの脇にある、岩ヶ池です。
岩ヶ池の夕焼けです。ベンチもあるので、ハイウェイオアシスで何か買って、ゆっくりするのもよいです。
5月、キャンパス内にはツツジが咲きます。
キャンパス内は緑が豊富なので、紅葉がきれいです。
年に数回ですが、雪が積もることもあります。
第一共通棟の横の通りです。雪が降ると、また趣がちがいますね。



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